【薬剤師監修】花粉症の市販薬の選び方|アレグラ・クラリチン・アレジオンの違いと飲み方・注意点

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  • ✔ 本記事は、添付文書・環境省に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。

 

📋 この記事の結論
✔ 花粉症の飲み薬は、アレルギー専用の第2世代抗ヒスタミン薬(アレグラFX・クラリチンEX・アレジオン20・ストナリニZジェルなど)が中心
✔ 選ぶポイントは飲む回数・飲むタイミング・運転への注意。どれも15歳未満は服用しない
✔ どの薬も服用前後の飲酒はしない。かぜ薬など抗ヒスタミン成分を含む薬と重ねない
✔ 1週間飲んでも良くならない、2週間を超えて飲むときは相談
✔ 鼻づまりには点鼻薬、目のかゆみには目薬。マスク・メガネ・室内対策も一緒に

 

花粉症の市販薬はたくさんあり、「どれを選べばいいかわからない」という方は多いと思います。

この記事では、各製品の添付文書と環境省の「花粉症環境保健マニュアル」をもとに、花粉症の市販薬の選び方の全体像を整理します。くわしいテーマは、それぞれの記事にまとめています。

 

⚠️ 市販薬より受診を優先したいとき

  • 息苦しい、ゼーゼーする(ぜんそくの可能性)
  • 市販薬を1週間飲んでも良くならない
  • 毎年症状が重い、薬が手放せない期間が長い
  • 持病の治療中、妊娠中・授乳中、15歳未満

 

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花粉症の市販薬(飲み薬)の比較

製品(成分) 飲み方 運転について(添付文書)
アレグラFX(フェキソフェナジン) 15歳以上、1回1錠を1日2回(朝夕)。空腹時にも服用できる 「してはいけないこと」に運転の記載なし
クラリチンEX(ロラタジン) 15歳以上、1回1錠を1日1回、食後 「してはいけないこと」に運転の記載なし
アレジオン20(エピナスチン) 15歳以上、1回1錠を1日1回、就寝前 服用後、乗物や機械類の運転操作をしない
ストナリニZジェル(セチリジン) 15歳以上、1回1カプセルを1日1回、就寝前 服用後、乗物や機械類の運転操作をしない

出典:各製品の添付文書(2026年10月時点)。運転の記載がない薬でも、副作用に眠気が挙げられています。

 

4製品に共通する注意

  • 服用前後は飲酒しない
  • ほかのアレルギー用薬や、抗ヒスタミン成分を含む薬(かぜ薬、咳止め、乗り物酔いの薬、睡眠改善薬など)と一緒に飲まない
  • 1週間ほど飲んでも良くならないとき、良くなっても2週間を超えて飲むときは、医師・薬剤師・登録販売者に相談
  • 授乳中は飲まないか、飲むなら授乳を避ける。妊娠中・持病がある人・高齢の人は飲む前に相談

アレグラFXは水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムを含む胃薬(制酸剤)やエリスロマイシンと、クラリチンEXはエリスロマイシンやシメチジンと一緒に飲まないことになっています。

👉 アレグラとクラリチンの違いはこちら

👉 眠くなりにくい花粉症の薬と運転の注意はこちら

 

いつから飲む?

環境省の「花粉症環境保健マニュアル」では、花粉の飛散開始前や症状がごく軽いうちに薬を飲み始める「初期療法」が紹介されています。症状の出始めを遅らせたり、症状を軽くしたりする目的で行われます。アレジオン20の説明書にも、季節性の症状には「症状が出始めたら早めに服用すると効果的」とあります。

👉 花粉症の薬はいつから飲む?初期療法のタイミングはこちら

 

鼻づまり・目のかゆみには

鼻づまりが強いとき

飲み薬だけで鼻づまりがつらいときは、点鼻薬も選択肢です。花粉症用のステロイド点鼻薬(フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>など)は、15歳未満は使わず、1年間に3か月を超えて使わないことになっています。血管収縮成分を含む点鼻薬は、使いすぎるとかえって鼻づまりがひどくなることがあります。

👉 点鼻薬の選び方と使いすぎの注意はこちら

 

目のかゆみ

目のかゆみには、抗アレルギー成分の目薬が選択肢になります。

👉 目薬の選び方はこちら

👉 のどのかゆみ・咳・肌荒れなど鼻以外の症状はこちら

 

子ども・妊娠中の人は

ここで紹介した4製品は、いずれも15歳未満は服用しません。子どもには、年齢に合った子ども用の製品を選びましょう(例:アレグラFXジュニアは7歳から14歳)。妊娠中の人は、自己判断で使わず、産婦人科か薬剤師に相談してください。

👉 子どもの花粉症に使える市販薬はこちら

👉 妊娠中の市販薬の考え方はこちら

 

お酒・コーヒーとの飲み合わせ

上の4製品は、どれも説明書で「服用前後は飲酒しないこと」とされています。

👉 花粉症の薬とお酒・コーヒーの飲み合わせはこちら

 

病院に行くか、市販薬で様子を見るか

市販薬を1週間ほど飲んでも良くならないとき、毎年症状が重いときは、耳鼻咽喉科やアレルギー科に相談しましょう。病院では、飲み薬の種類を選べるほか、点鼻薬・点眼薬の組み合わせや、スギ花粉症などに対する舌下免疫療法など、市販薬にない治療も相談できます。

👉 花粉症は病院と市販薬どっちがいい?はこちら

 

薬と一緒にしたい花粉対策

環境省の「花粉症環境保健マニュアル」では、次のような対策が紹介されています。

  • マスク:顔にフィットするものを選ぶ
  • メガネ:花粉の時期はコンタクトレンズよりメガネが望ましい。花粉症用のメガネは目に入る花粉をより減らせる
  • 服装:ウールなど花粉が付きやすい素材を避ける
  • 帰宅時:うがいと洗顔で花粉を落とす
  • 家の中:洗濯物や布団は外に干さない。換気は窓を小さく開け、床やカーテンをこまめに掃除する

 

💡 室内の対策に(広告):空気清浄機を使う方法もあります。

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まとめ

  • 飲み薬はアレルギー専用の第2世代抗ヒスタミン薬が中心。飲む回数・タイミング・運転の注意で選ぶ
  • どれも15歳未満は服用しない。子どもは年齢に合った子ども用製品を
  • 服用前後は飲酒しない。抗ヒスタミン成分を含むかぜ薬などと重ねない
  • 1週間で良くならない、2週間を超えて飲むときは相談
  • マスク・メガネ・室内の対策も一緒に

 

参照元

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。

個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

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