【薬剤師監修】緑色の胃薬の名前は?粉・錠剤・液体の候補と確実な見分け方

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  • ✔ 本記事は、各製品の添付文書・メーカー公開情報に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。

 

📋 この記事の結論
✔ 緑色の市販の胃薬で代表的なのは、粉なら「サクロン」、錠剤なら「サクロン錠」「第一三共胃腸薬グリーン錠」
✔ 緑色は、葉緑素から作られた成分「銅クロロフィリン」の色
✔ 病院の薬にも緑色のものがある(アルロイドG内用液など)。色だけで決めつけず、シートの印字や識別コードで確認する
✔ サクロン・グリーン錠はどちらもロートエキスを含む。授乳中は服用しないか授乳を避ける
✔ 何の薬かわからないときは飲まずに薬局で確認

 

「家にあった緑色の胃薬、名前は何だろう?」「飲んでも大丈夫かな?」――そんなときのために、緑色の胃薬の代表的な候補と、確実に確認する方法をまとめました。

この記事の内容は、各製品の添付文書とメーカーの公開情報をもとにしています。

 

⚠️ 色だけで判断して飲まないでください
緑色の薬は、ここで紹介するもの以外にもあります。箱や説明書がなく、名前がはっきりしない薬は、飲まずに薬局で確認してください。使用期限がわからない薬、他の人に処方された薬も飲まないでください。

 

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緑色の胃薬の代表的な候補【形で見分ける】

形 候補 色の記載 区分
粉(顆粒) サクロン、サクロンS 緑色の顆粒 市販薬(第2類)
錠剤 サクロン錠 緑色の錠剤 市販薬(第2類)
錠剤 第一三共胃腸薬グリーン錠 深緑〜帯黄緑色の錠剤 市販薬(第2類)
液体 アルロイドG内用液5% 緑色〜淡緑色のとろみのある液 処方薬
カプセル セルベックスカプセル50mg 上半分が灰青緑色、下半分が淡橙色 処方薬

同じ「サクロン」でも、サクロンQは白い錠剤です。また、セルベックスカプセル50mgなどの処方薬はジェネリックだと色が違うことがあります。

 

緑色の正体は「銅クロロフィリン」

サクロンと第一三共胃腸薬グリーン錠の緑色は、着色料ではなく、有効成分の色です。サクロンには銅クロロフィリンカリウム、グリーン錠には銅クロロフィリンナトリウムが入っています。

エーザイは、サクロンの緑色について「葉緑素から作られた緑の成分」で、「荒れた胃粘膜を修復・保護する」と説明しています。

 

💡 飲んだあと、便が緑色になることがあります:エーザイは、サクロン錠を飲んで便が緑色になることについて、「主成分の銅クロロフィリンカリウムの色による着色なので心配ない」と回答しています。ただし、黒い便(タールのような便)や赤い便は別です。出血のサインのことがあるので、すぐに受診してください。

 

サクロンと第一三共胃腸薬グリーン錠の違い

項目 サクロン(顆粒)・サクロン錠 第一三共胃腸薬グリーン錠
緑色の成分 銅クロロフィリンカリウム 銅クロロフィリンナトリウム
そのほかの成分 制酸剤3種、ロートエキス 制酸剤3種、ロートエキス、生薬5種とカンゾウ、消化酵素2種
消化酵素 なし あり(ビオヂアスターゼ2000、リパーゼAP6)
効能 胸やけ、飲みすぎ、胃痛、胃酸過多、胃もたれ、胃部不快感、吐き気など 胃痛、胸やけ、胃酸過多、消化不良、食べすぎ、飲みすぎ、吐き気など
飲み方 1日3回、食間と就寝前の空腹時 1日3回、食後
対象年齢 8歳以上 11歳以上
透析を受けている人 腎臓病の人は服用前に相談 服用できない

出典:各製品の添付文書・メーカー公開情報(2026年10月時点)

 

大きな違いは、飲むタイミングと消化酵素の有無です。サクロンは空腹時に飲む薬で、消化酵素は入っていません。

グリーン錠は食後に飲む薬で、消化酵素が入っています。

 

飲む前に確認したい注意点

サクロン、サクロン錠、第一三共胃腸薬グリーン錠は、どれもロートエキスを含みます。次の点は共通です。

  • 授乳中の人:服用しないか、服用する場合は授乳を避ける
  • 一緒に飲めない薬:胃腸鎮痛鎮痙薬(ブスコパンA錠など)
  • 服用前に相談する人:医師の治療を受けている人、妊娠中の人、高齢者、薬でアレルギーを起こしたことがある人、尿が出にくい人、腎臓病・心臓病・緑内障がある人(サクロンは甲状腺機能障害も)
  • 2週間ほど飲んでも良くならないとき:服用をやめて、医師・薬剤師に相談する

口のかわき、便秘、下痢が続く・強くなるときも、服用をやめて相談してください。

 

処方薬の緑色の胃薬

病院で出される胃薬にも、緑色のものがあります。

  • アルロイドG内用液5%:緑色〜淡緑色の、とろみのある液体です。成分はアルギン酸ナトリウムで、胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎などに使われます
  • セルベックスカプセル50mg(成分名:テプレノン):上半分が灰青緑色、下半分が淡橙色のカプセルで、識別コードは「SX50」です

処方薬は、そのときの症状に合わせて出されたものです。「前にもらった残りがあるから」と自己判断で飲むのは避け、薬局に相談してください。

 

手元の薬を確実に確認する方法

  1. シートや袋の印字を見る:薬のシート(PTPシート)や分包の袋には、製品名や記号が印刷されています
  2. 識別コードを見る:処方薬の錠剤・カプセルには、アルファベットや数字が刻印・印字されています
  3. 薬袋・説明書・お薬手帳を見る:処方薬なら、もらった日のお薬手帳に名前が残っています
  4. 薬局に持っていく:現物を見せれば、薬剤師が調べてくれます

👉 ピンクの胃薬の名前を調べたい方はこちら

 

緑色の胃薬で良くならないとき

2週間ほど飲んでも良くならないとき、症状をくり返すときは、別の市販薬に替えて続けるのではなく、消化器内科を受診してください。

市販薬を替える場合は、成分の重なりに注意が必要です。たとえばガスター10は、ほかの胃腸薬と一緒に飲めません。

サクロンやグリーン錠と同じ日に重ねて飲まず、薬剤師に相談して選んでください。

⚠️ すぐに受診してほしい症状

  • 血を吐いた、黒い便(タールのような便)が出た
  • 激しい腹痛が続く
  • 理由のわからない体重減少、食べ物が飲み込みにくい

👉 胃薬が効かないと感じるときの原因と対処はこちら

 

よくある質問

Q. サクロンとガスター10は一緒に飲める?

飲めません。ガスター10の添付文書では、服用している間は「他の胃腸薬」を飲まないこととされています。

Q. サクロンはいつ飲む?

サクロン(顆粒)とサクロン錠は、1日3回、食間と就寝前の空腹時に、水かお湯で飲みます。食間とは、食事と食事の間(前の食事からおよそ2時間後)のことです。

Q. 緑色の液体の市販の胃薬はある?

この記事を書くにあたって、緑色と確認できた液体の市販の胃薬はありませんでした。緑色の液体の胃薬が手元にある場合は、処方薬(アルロイドG内用液など)の可能性があります。ラベルや薬袋を確認し、わからなければ薬局で見てもらってください。

 

まとめ

  • 緑色の市販の胃薬は、粉ならサクロン、錠剤ならサクロン錠・第一三共胃腸薬グリーン錠が代表的
  • 緑色は銅クロロフィリンの色。便が緑色になることがあるが、黒い便・赤い便はすぐ受診
  • サクロンは空腹時、グリーン錠は食後に飲む。どれもロートエキスを含み、授乳中は避ける
  • 色だけで決めつけず、シートの印字や識別コードで確認。わからない薬は飲まずに薬局へ

👉 症状別の胃薬の選び方はこちら

 

参照元

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。

個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

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