【薬剤師監修】あせもの薬の選び方|ステロイドなし・ありの使い分けと子どもに使える年齢

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  • ✔ 本記事は、説明書・MSDマニュアルに基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。

 

📋 この記事の結論
✔ あせも(汗疹)は、汗の通り道が詰まって起こる。まずは涼しくして汗をかきにくくし、肌を清潔・乾燥に保つ
✔ かゆみがある赤いあせもには、あせもに効能がある塗り薬(ステロイドなし:ムヒS・タクトLなど)
✔ 赤み・炎症が強いときはステロイド配合の塗り薬も選択肢。ただし化膿している所・顔の広い範囲には使わない
✔ 使える年齢は製品で違う(例:ムヒSは生後3か月以上、液体ムヒアルファEXは生後6か月以上)
✔ 膿が出ている、熱がある、5〜6日使っても良くならないときは皮膚科へ

 

汗をたくさんかく季節、子どもの首まわりや背中に赤いブツブツができたり、大人でも汗をかく場所がかゆくなったりすることがあります。

この記事では、MSDマニュアルと市販薬の添付文書をもとに、あせものタイプとケア、市販薬の選び方を整理します。

⚠️ 皮膚科を受診しましょう

  • 膿をもったブツブツがある、じゅくじゅくしている
  • 熱がある、痛みが強い
  • かきこわして広がっている
  • 市販薬を5〜6日使っても良くならない、悪化している

 

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あせものタイプ

MSDマニュアル(プロフェッショナル版)では、汗がたまる深さによって次のように分けられています。

タイプ 特徴
水晶様汗疹 透明で水滴のような小さな水ぶくれ。軽く押すと破れやすい
紅色汗疹(いわゆるあせも) チクチクしたかゆみのある赤いブツブツ
膿疱性汗疹 紅色汗疹に似るが、膿をもったブツブツになる
深在性汗疹 より大きく深いブツブツで、痛みをともなうことが多い

膿をもっている、痛みが強いときは、市販薬で様子を見ずに皮膚科を受診しましょう。

 

まずはケア:涼しく・清潔に・乾燥させる

MSDマニュアルでは、治療の第一は、患部を冷やして乾燥させ、汗をかく状況を避けること(空調のある環境が望ましい)とされています。

  • エアコンや扇風機を使い、汗をかきにくい環境にする
  • 汗をかいたら、シャワーで流すか、ぬれタオルでやさしく拭く
  • 通気性のよい服を着る。厚着をしない
  • 爪を短く切り、かきこわさない

 

市販薬の選び方

製品 ステロイド 主な成分 使える年齢
ムヒS なし ジフェンヒドラミン(かゆみ止め)、グリチルレチン酸など 生後3か月以上
タクトL なし リドカイン、ジフェンヒドラミン、酸化亜鉛など 下限の記載なし(小児は保護者の指導のもと)
液体ムヒアルファEX あり(PVA) プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ジフェンヒドラミンなど 生後6か月以上

出典:各製品の添付文書(いずれも効能に「あせも」を含む。2026年10月時点)

ステロイド配合の塗り薬を使うときの注意

液体ムヒアルファEXの添付文書では、次のように決められています。

  • 化膿している患部、水ぼうそう、みずむし・たむしには使わない
  • 傷口、目の周り、粘膜には使わない
  • 顔の広い範囲には使わない
  • 長く使い続けない(顔は2週間以内、その他は4週間以内が目安)
💡 5〜6日が目安:ムヒS・タクトL・液体ムヒアルファEXとも、5〜6日使っても良くならない場合は使用をやめて相談することとされています。

 
 
👉 虫刺され薬とステロイドの年齢別の目安はこちら

 

子どものあせもで気をつけたいこと

  • 使える年齢を製品ごとに確認する(上の表)
  • かきこわすと、とびひなどの細菌感染につながることがある。膿やかさぶたが広がるときは受診
  • 熱がある、元気がないときは、あせも以外の病気のこともあるので小児科へ

 

まとめ

  • あせもは汗の通り道が詰まって起こる。涼しく・清潔に・乾燥させるのが基本
  • かゆみには、あせもに効能があるステロイドなしの塗り薬
  • 炎症が強いときはステロイド配合も。化膿・顔の広範囲には使わない
  • 使える年齢は製品ごとに確認
  • 膿・熱・5〜6日で良くならないときは皮膚科へ

 

参照元

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。

個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

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