【薬剤師監修】ピルは何歳まで飲める?40代の注意点と血栓症のリスク・続けるときの検査

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  • ✔ 本記事は、説明書・日本血栓止血学会に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。

 

📋 この記事の結論
✔ 添付文書に「何歳まで」という一律の上限はない。年齢・喫煙・持病などから医師が判断する
✔ 40歳以上は心筋梗塞など心血管系の病気が起こりやすい年代のため、慎重に使う対象(添付文書)
✔ 35歳以上で1日15本以上たばこを吸う人は飲めない
✔ 血栓症のリスクは肥満・40歳以上・喫煙・家族歴で高まる(日本血栓止血学会誌)
✔ 服用中は6か月ごとの検診、年1回以上の婦人科の検査が添付文書で求められている

 

「ピルは何歳まで飲んでいいの?」「40代でも続けて大丈夫?」と不安に感じている方は多いと思います。

この記事では、低用量ピル(経口避妊薬)の添付文書と日本血栓止血学会誌の総説をもとに、年齢とピルの関係、続けるときに大切なことを整理します。

 

⚠️ 血栓症のサイン:すぐ受診を
ふくらはぎの痛み・腫れ、突然の息切れ・胸の痛み、激しい頭痛、目の見えにくさ、激しい腹痛などが出たら、ピルを飲んでいることを伝えて、すぐに医療機関を受診してください。

 

ピルは何歳まで飲める?

マーベロンなどの低用量ピルの添付文書には、「何歳まで」という一律の上限は書かれていません。そのうえで、年齢に関して次のような記載があります。

対象 添付文書の記載
35歳以上で1日15本以上たばこを吸う人 投与しない(禁忌)
40歳以上の人 心筋梗塞などの心血管系障害が起こりやすい年代のため、慎重に投与
骨の成長が終わっていない可能性がある人 投与しない(禁忌)

出典:マーベロン21・28 添付文書

 

年齢が上がると、高血圧や脂質異常症などの持病が増えることもあります。

続けるかどうかは、年齢だけでなく体の状態を見ながら、処方する医師と相談して決めましょう。

 

年齢とともに高まる血栓症のリスク

日本血栓止血学会誌の総説では、次のように説明されています。

  • 経口避妊薬で静脈血栓塞栓症のリスクは約3〜5倍に上がる
  • 服用開始後の早い時期、とくに最初の3か月に起こりやすい
  • リスク因子は、肥満、40歳以上、喫煙、家族歴
  • 1か月以上休んでから再開すると、飲み始めと同じくらいのリスクになるため、休薬と再開を短い期間でくり返すことは避ける

 

続けるときに大切な検査

マーベロンの添付文書では、服用中の検査について次のようにされています。

  • 服用中は6か月ごとに検診を行う(血圧測定、乳房・腹部の検査、臨床検査など)
  • 子宮・卵巣などの骨盤内の検査を1年に1回以上行う
  • 乳房の自己検診を行う

年齢が上がるほど、こうした検診を欠かさず受けることが大切です。

 

40代以降に相談したいこと

  • 血圧やコレステロール、血糖の値が上がってきた
  • 体重が増えた
  • たばこをやめられない
  • 片頭痛が出るようになった(前兆を伴う片頭痛がある人は、低用量ピルは禁忌です)
  • 月経の変化やほてりなど、更年期のような症状が気になる

ピルをやめるか、ほかの方法に切り替えるかは、処方している医師と相談してください。自己判断で急にやめると、避妊や月経の症状のコントロールに影響します。

👉 ピルの飲み方・注意点のまとめはこちら

👉 ピルの副作用と気持ちの変化はこちら

 

まとめ

  • 添付文書に「何歳まで」の一律の上限はない。年齢・喫煙・持病から医師が判断
  • 40歳以上は慎重に使う対象。35歳以上で1日15本以上喫煙する人は飲めない
  • 血栓症のリスクは肥満・40歳以上・喫煙・家族歴で高まる
  • 服用中は6か月ごとの検診と、年1回以上の婦人科の検査を
  • 血栓症のサインはすぐ受診

 

参照元

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。

個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

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