

【監修・運営責任者】 現役 管理薬剤師 兼 運営マネージャー
- ✅ 監修・運営責任者:佐藤(管理薬剤師・現場経験15年以上)
- ✅ 専門資格:研修認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師
- ✔ 15年以上にわたり、累計10万枚以上の処方箋を扱った豊富な臨床経験。
- ✔ 大学病院門前薬局での高度な専門処方(がん治療・難病薬)対応実績あり。
- ✔ 地域薬局・ドラッグストアでの一般の方への服薬指導・健康相談実績多数。
- ✔ 本記事は、厚生労働省「抗微生物薬適正使用の手引き」等の公的資料に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。
✔ 風邪はだるさ・喉の痛み → 鼻水・鼻づまり → 咳・痰の順に出ることが多い
✔ 発症から3日目前後がピークで、7〜10日で軽くなるのが一般的(厚生労働省の資料より)
✔ 咳は3週間ほど続くこともある。3週間を超える咳は、ほかの病気も考えて受診を
✔ 3日たっても良くならない・だんだん悪くなる、食事や水分がとれない、一度良くなってから再び悪化した場合は受診する
「風邪をひいたけど、この症状はいつまで続くの?」「熱は下がったのに咳だけ残っている」――風邪の経過について、薬局でもよく相談を受けます。
風邪の症状には、出てくる順番と、治るまでのおおよその目安があります。この記事では、厚生労働省「抗微生物薬適正使用の手引き」をもとに、風邪の経過と受診の目安を整理します。
風邪の代表的な症状一覧
| 症状 | 出やすい時期 |
|---|---|
| 微熱・だるさ(倦怠感) | 初期 |
| 喉の痛み・イガイガ感 | 初期 |
| 鼻水・鼻づまり・くしゃみ | 喉の症状に続いて |
| 咳・痰 | 後半。最後まで残りやすい |
| 頭痛・関節の痛み | 発熱に伴って出ることがある |
すべての症状が同時に出るわけではなく、次のような順番で現れることが多いのが特徴です。
風邪の症状が出る順番と治るまでの期間
厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」では、風邪(感冒)の典型的な経過が次のように説明されています。
まず微熱や倦怠感、咽頭痛を生じ、続いて鼻汁や鼻閉、その後に咳や痰が出てくるようになり、発症から3日目前後を症状のピークとして、7~10日間で軽快していくと指摘されている。
出典:厚生労働省|抗微生物薬適正使用の手引き 第一版
| 時期の目安 | 主な症状 | 過ごし方・対処の例 |
|---|---|---|
| 発症〜2日目ごろ | 微熱・だるさ・喉の痛み | 安静・睡眠・水分補給。つらいときは解熱鎮痛薬やうがい薬 |
| 3日目前後 | 鼻水・鼻づまりが加わり、症状のピーク | 無理をせず休む。鼻症状には総合かぜ薬や鼻炎用内服薬 |
| 4〜7日目ごろ | 咳・痰が中心に | 加湿・マスク。咳の種類に合った薬を選ぶ |
| 7〜10日目ごろ | 全体に軽くなる | 咳だけ残ることがある |
| 〜3週間 | 咳のみ残ることがある | 悪化しなければ様子をみる |
| 3週間以上 | 咳が続く | 医療機関(呼吸器内科など)を受診 |
※日数は一般的な目安です。年齢や体調、原因のウイルスによって経過は変わります。
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鼻水・鼻づまりの薬を選ぶときの注意
市販の鼻炎薬のうち、眠気が少ないとされる「第二世代抗ヒスタミン薬」の製品の多くは、効能が花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎に限られており、風邪の鼻水は対象に含まれていません。
風邪の鼻水・鼻づまりには、効能に「急性鼻炎」や「かぜの諸症状」とある鼻炎用内服薬や総合かぜ薬を選びます。
これらの多くは眠くなる成分を含むため、服用後の車の運転は避けてください。
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痰が絡む咳のときの注意
痰が絡む咳のときは、咳を止める成分だけでなく、痰を出しやすくする成分(去痰薬)も選択肢になります。
咳の種類によって合う成分が違うため、購入時に薬剤師・登録販売者に症状を伝えて相談してください。
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熱が下がっても咳だけ長引くのはなぜ?
厚生労働省の手引きでは、風邪の咳について次のように説明されています。
感冒では、咳は3週間ほど続くこともあるが、持続する咳が必ずしも抗菌薬を要するような細菌感染の合併を示唆するとは限らない。
出典:厚生労働省|抗微生物薬適正使用の手引き 第一版
ウイルスで荒れた気道の粘膜が元に戻るまでには時間がかかり、その間は冷たい空気や会話などのちょっとした刺激でも咳が出やすくなります。
加湿やマスクで喉や気道の乾燥を防ぎましょう。
3週間以上続く咳は受診を
日本呼吸器学会の「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」では、咳が続く期間によって、3週間未満を急性、3〜8週間を遷延性、8週間以上を慢性の咳と分類しています。
3週間を超えて咳が続く場合は、風邪以外の原因(咳喘息、百日咳、マイコプラズマ肺炎、胃食道逆流症など)も考えられるため、市販薬を続けずに医療機関を受診してください。
インフルエンザや新型コロナとの見分け方
急に38℃以上の高熱が出て、強いだるさや関節の痛みがある場合は、インフルエンザの可能性もあります。
新型コロナウイルス感染症も含め、症状だけで風邪と確実に見分けることはできません。
流行期に高熱が出た場合や、周囲で感染者が出ている場合は、医療機関に相談してください。
👉 インフルエンザが疑われるときの解熱剤の選び方・受診の目安はこちら
病院を受診すべきタイミング
厚生労働省の手引きでは、風邪の患者さんへの説明として、次のような場合に再受診するよう示されています。
⚠️ こんなときは受診を
- 38度以上の高熱が3日以上続く、または一度下がった熱が再び上がってきた
- 食事や水分がとれない
- 一度良くなりかけた症状が、再び悪化した
- 咳が3週間以上続く
- 息苦しい、胸が痛い
- 高齢の方、持病(ぜんそく・心臓病・糖尿病など)がある方、妊娠中の方で症状が長引く
激しい吐き気や嘔吐、水のような下痢が続く場合は、風邪ではなく感染性胃腸炎の可能性もあります。
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治りかけの過ごし方
- 熱が下がっても、咳や鼻水が出ている間はマスクを着け、周りにうつさないように気をつける
- 無理をせず、睡眠と水分・栄養をしっかりとる
- 部屋の加湿で喉や気道の乾燥を防ぐ
まとめ
- 風邪は微熱・だるさ・喉の痛み → 鼻水・鼻づまり → 咳・痰の順に出ることが多い
- 3日目前後がピーク、7〜10日で軽快が一般的な目安
- 咳は3週間ほど残ることがある。3週間を超える咳は受診
- 風邪の鼻水には、効能に「急性鼻炎」「かぜの諸症状」とある薬を選ぶ
- 3日たっても良くならない・悪化する・一度良くなって再び悪化した場合は受診
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参照元
【重要:免責事項とお願い】
この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。
特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。
個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)












