

【監修・運営責任者】 現役 管理薬剤師 兼 運営マネージャー
- ✅ 監修・運営責任者:佐藤(管理薬剤師・現場経験15年以上)
- ✅ 専門資格:研修認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師
- ✔ 15年以上にわたり、累計10万枚以上の処方箋を扱った豊富な臨床経験。
- ✔ 大学病院門前薬局での高度な専門処方(がん治療・難病薬)対応実績あり。
- ✔ 地域薬局・ドラッグストアでの一般の方への服薬指導・健康相談実績多数。
- ✔ 本記事は、厚生労働省・説明書に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。
✔ 食中毒予防の三原則は「つけない・増やさない・やっつける」(厚生労働省)
✔ 加熱は中心部を75℃で1分以上。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は−15℃以下が目安
✔ 食中毒が疑われる下痢に、自己判断で下痢止めを使わない。まずは水分補給
✔ 熱がある、血便・粘液便、強い腹痛、水分がとれない、一緒に食べた人も同じ症状のときは受診
✔ 市販の下痢止めは、説明書で発熱をともなう下痢や血便のある人は服用前に相談とされている
暑い季節は、お弁当や作り置き、バーベキューなどで食中毒が心配になる方も多いと思います。
この記事では、厚生労働省の情報と市販の下痢止めの添付文書をもとに、家庭でできる食中毒予防と、食中毒が疑われるときの対応を整理します。
- 熱がある
- 便に血や粘液が混じる
- 強い腹痛、吐き気・嘔吐が続く
- 水分がとれない、尿が少ない、ぐったりしている
- 一緒に食事をした人にも同じ症状がある
食中毒予防の三原則と6つのポイント
厚生労働省は、食中毒予防の三原則として、食中毒の原因菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を挙げ、家庭でできる6つのポイントを示しています。
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| 1. 購入 | 生鮮食品は新鮮なものを。肉や魚は汁が漏れないよう分けて包む。冷蔵・冷凍が必要なものは買い物の最後に |
| 2. 保存 | 持ち帰ったらすぐ冷蔵・冷凍。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は−15℃以下。詰めすぎない |
| 3. 下準備 | 手洗いを徹底。包丁・まな板は肉用・魚用・野菜用を分け、使ったら洗って熱湯をかける。解凍は冷蔵庫か電子レンジで |
| 4. 調理 | 中心部を75℃で1分以上加熱する |
| 5. 食事 | 食べる前に手を洗う。温かい料理は65℃以上、冷たい料理は10℃以下。調理後の食品を室温に長く置かない |
| 6. 残った食品 | 浅い容器に小分けして早く冷やす。温め直しは75℃以上。怪しいと思ったら食べずに捨てる |
出典:厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
肉は中までしっかり加熱
厚生労働省は、腸管出血性大腸菌やサルモネラのような細菌が、と畜・解体の過程で肉や内臓に付くことがあるとして、肉やレバーは中心部まで十分に加熱するよう呼びかけています。生や加熱不足の肉には重い食中毒のリスクがあります。
食中毒が疑われるときの対応
- 水分をこまめにとる:下痢や嘔吐で水分と塩分が失われます。経口補水液も選択肢です
- 自己判断で下痢止めを使わない:下記を参照
- 症状が強いとき、良くならないときは受診:上の囲みに当てはまるときは早めに
- 一緒に食べた人の体調も確認する
下痢止めを使う前に
厚生労働省は、ノロウイルスなどによる感染性の胃腸炎について、「止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましい」としています。
市販の下痢止めの添付文書でも、ロペラミドを含むピタリット、木クレオソートを含む正露丸とも、発熱をともなう下痢、血便、粘液便が続く人は服用前に医師・薬剤師などに相談することとされています。食中毒が疑われるときは、自己判断で下痢止めを使わず、水分補給をしながら受診を考えてください。
👉 下痢止めの選び方と使ってはいけない下痢はこちら
👉 胃腸炎のときの市販薬と家庭でのケアはこちら
まとめ
- 予防は「つけない・増やさない・やっつける」
- 中心部を75℃で1分以上加熱。冷蔵庫は10℃以下
- 調理後の食品を室温に長く置かない。残りは小分けして早く冷やす
- 食中毒が疑われる下痢に自己判断で下痢止めを使わない。まず水分補給
- 熱・血便・強い腹痛・水分がとれないときは受診
参照元
【重要:免責事項とお願い】
この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。
特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。
個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)







