【薬剤師監修】カロナールの子ども用量|体重別の早見表・1日の上限と風邪薬との重複に注意

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📋 この記事でわかること
✔ カロナールの子どもへの用量(体重別・年齢別の目安)
✔ 1回最大量・1日最大量の上限と肝障害リスク
✔ 正しい飲ませ方・飲ませるタイミング
✔ 風邪薬との重複で過剰摂取になる落とし穴
✔ すぐに受診すべき症状
この記事について
本記事は医療機関で処方される「カロナール(アセトアミノフェン)」の小児用量について解説しています。市販薬のカロナールAや小児用バファリンCIIは用法・用量が異なるため、本記事の体重換算表は使用できません。

 

子どもに処方されたカロナール(アセトアミノフェン)の量を確認しようとしたとき、「体重10kgなら何mg?」「1日何回まで飲ませていい?」と迷う保護者の方は多いと思います。

カロナールの子どもへの用量は体重1kgあたり1回10〜15mgが基本です。

投与間隔は4〜6時間以上、1日総量は体重1kgあたり60mgが上限です。ただし風邪薬・市販の総合感冒薬にもアセトアミノフェンが配合されている製品が多く、重複すると過剰摂取になる危険があります。

複数の薬を同時に使う際は必ず薬剤師または医師に確認してください。

カロナール(アセトアミノフェン)の子ども用量【体重別の早見表】

カロナールの小児への標準的な用法・用量は、アセトアミノフェンとして体重1kgあたり1回10〜15mgを経口投与し、投与間隔は4〜6時間以上、1日総量として60mg/kgを限度とすることとされています。

体重別の1回投与量の目安

体重の目安 年齢の目安 1回量(10mg/kg) 1回量(15mg/kg) 1日上限(60mg/kg)
5kg 新生児〜3か月頃 50mg 75mg 300mg
10kg 1歳前後 100mg 150mg 600mg
15kg 3歳前後 150mg 225mg 900mg
20kg 6歳前後 200mg 300mg 1,200mg
30kg 9歳前後 300mg 450mg 1,500mg(上限)
33kg以上 12歳前後〜 1回最大500mg 1回最大500mg 1日最大1,500mg
⚠️ 重要:この表はあくまでも目安です。実際の用量は処方した医師・薬剤師の指示に必ず従ってください。体重が同じでも体調・年齢・症状によって適切な量が異なります。自己判断での増量は禁止です。

 

カロナール子ども用の上限量と「過剰摂取」のリスク

1回最大量・1日最大量の上限

小児の解熱・鎮痛では、通常は体重に応じて投与量を計算します。用量は体重1kgあたり1回10〜15mg、1日総量60mg/kgを目安とし、具体的な投与量は医師の指示に従ってください。

体重が増えても自己判断で成人量へ増量せず、処方された用量を守って服用してください。

 

アセトアミノフェン過剰摂取で起きる肝障害

アセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、これらの薬剤との併用を避けることとされています。

💡 薬局での現場から:「カロナールを飲ませながら市販の小児用風邪薬も飲ませている」という相談されることがあります。市販の総合感冒薬・風邪シロップにはすでにアセトアミノフェンが配合されているものがあり、重複すると過剰摂取になる危険があります。複数の薬を使う場合は必ず薬剤師に成分の重複がないか確認してください。

 

子どもへのカロナールの正しい飲ませ方

飲ませるタイミング(頓服)

カロナールは「熱が出たら飲ませる」頓服薬として使うのが基本です。以下の目安を参考にしてください。

- **38.5℃以上の発熱**で、子どもが明らかにつらそうにしているとき
- **喉や頭などの痛み**で、子どもが苦しそうにしているとき

熱があるだけで元気に遊んでいる場合は、無理に飲ませる必要はありません。解熱剤はあくまで症状を和らげる薬であり、病気を治す薬ではありません。

 

空腹時の服用は避ける

空腹時の投与は避けさせることが望ましいとされています。食事の後や、少し何かを食べさせてから飲ませるようにしてください。

 

投与間隔は4〜6時間以上あける

熱が下がらないからといって短時間で2回飲ませることは禁止です。

次に飲ませるまでは最低4時間以上あけてください。1日に飲ませる回数は最大4回(24時間で)が上限です。

 

坐薬タイプ(アンヒバ・カロナール坐剤)の場合

坐薬の場合も用量は体重1kgあたり1回10〜15mgで、投与間隔は4〜6時間以上、1日総量として60mg/kgを限度とします。

嘔吐が続いていて飲み薬が飲めない場合は坐薬が適しています。

飲み薬と坐薬はいずれもアセトアミノフェンを含むため、自己判断で併用せず、医師または薬剤師の指示に従ってください。

 

カロナールを飲んでも熱が下がらない場合

服用後1〜2時間たっても効果が感じられない場合、以下の点を確認してください。

- 用量が体重に対して少なすぎる可能性がある(次回の受診時に医師に相談)
- 解熱剤が効きにくい原因の病気(細菌感染など)がある可能性がある

 

**カロナールを飲んでも全く熱が下がらない・高熱が3日以上続く場合は受診を優先してください。**

👉 子どもの解熱剤は何度から使うか・間隔の詳細はこちら

 

市販薬で代用できる?小児用バファリンCIIとの違い

カロナールの市販品として小児用バファリンCII(アセトアミノフェン配合)などがあります。

ただし市販薬の用法・用量は処方薬のカロナールとは異なる場合があります。

処方されたカロナールがなくなった・手元にない場合は、自己判断で市販薬に切り替えるのではなく、処方した小児科または薬局に相談してください。

👉 子どもに飲ませていい市販薬の年齢別一覧はこちら

 

すぐに受診すべき子どもの発熱・症状

以下のいずれかに当てはまる場合は、カロナールを飲ませながら待つのではなく、速やかに小児科または救急を受診してください。

- 生後3か月未満の発熱(体温38℃以上)
- 意識がぼんやりしている・けいれんが起きた
- 呼吸が速い・息苦しそう
- 水分が全く取れない・嘔吐が続く
- 発疹が出ている
- 高熱が3日以上続く

 

まとめ|カロナールの子どもへの用量と注意点

- 用量は体重1kgあたり1回10〜15mgが基本(医師の指示に従う)
- 1回最大500mg・1日最大1500mgが上限
- 投与間隔は4〜6時間以上あける
- 風邪薬との重複はNG。アセトアミノフェンが入っているか必ず確認
- 空腹時の服用は避ける
- 熱が下がらない・3日以上続く場合は受診を優先

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は認定薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。
個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

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