【薬剤師監修】熱中症になりやすい人の特徴|高齢者・持病・飲んでいる薬の注意と予防法

薬剤師免許証の提示。当サイト監修薬剤師の国家資格と専門性を証明(氏名マスキング済み)

【監修・運営責任者】 現役 管理薬剤師 兼 運営マネージャー

  • ✅ 監修・運営責任者:佐藤(管理薬剤師・現場経験15年以上)
  • ✅ 専門資格:研修認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師
  • ✔ 15年以上にわたり、累計10万枚以上の処方箋を扱った豊富な臨床経験。
  • ✔ 大学病院門前薬局での高度な専門処方(がん治療・難病薬)対応実績あり。
  • ✔ 地域薬局・ドラッグストアでの一般の方への服薬指導・健康相談実績多数。
  • ✔ 本記事は、厚生労働省・環境省・東京都監察医務院に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。

 

📋 この記事の結論
✔ 熱中症の患者のおよそ半数は65歳以上(厚生労働省)。高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい
✔ 東京23区では、2025年夏の熱中症死亡者の約94%が屋内。屋内で亡くなった人の約67%はエアコンを使っていなかった(東京都監察医務院)
✔ 子ども、持病がある人、利尿薬・降圧薬・向精神薬などを飲んでいる人も注意
✔ 睡眠不足、体調不良、前日の飲酒、朝食抜き、下痢なども熱中症になりやすくする
✔ 薬は自己判断でやめず、暑い時期の注意を医師・薬剤師に確認

 

熱中症は誰にでも起こりますが、なりやすい人、重症になりやすい人がいます。自分や家族が当てはまるかを知っておくことが予防の第一歩です。

この記事では、厚生労働省、環境省、東京都監察医務院の資料をもとに、熱中症になりやすい人の特徴と予防のポイントを整理します。

 

⚠️ すぐに救急車を(119番)
意識がない、呼びかけへの反応がおかしい、自力で水が飲めない、けいれんがあるときは、すぐに救急車を呼んでください。

 

この記事に関連する市販薬・アイテム

created by Rinker
¥1,080 (2026/11/05 11:48:17時点 楽天市場調べ-詳細)

熱中症になりやすい人

対象 理由
高齢者 暑さや水分不足を感じる感覚と、体温調節の働きが低下している。熱中症患者のおよそ半数が65歳以上(厚生労働省)
子ども 体温調節の力がまだ十分に発達していない(厚生労働省)
持病がある人 糖尿病、高血圧、心臓病、腎不全、精神・神経の病気、広い範囲の皮膚の病気など(厚生労働省の職場向け資料)
体調がよくない人 睡眠不足、体調不良、前日などの飲酒、朝食を食べていない、かぜなどによる発熱、下痢などによる脱水(同上)
暑さに慣れていない人 活動が少ない人などは、暑さに体が慣れる「暑熱順化」が不十分になりやすい(環境省の講習会資料)

 

高齢者の熱中症は「家の中」で多い

東京都監察医務院の集計では、2025年夏(6〜9月)の東京23区の熱中症死亡者193人のうち、181人(約94%)が屋内で亡くなっていました。屋内で亡くなった181人のうち、121人(約67%)はエアコンを使っていませんでした。

高齢者は暑さを感じにくいため、本人が「暑い」と感じる前に体温が上がっていることがあります。厚生労働省は、扇風機やエアコンで温度を調節し、無理な節電はしないよう呼びかけています。家族や周りの人も、室温や本人の様子に気を配りましょう。

 

薬を飲んでいる人の注意

環境省の講習会資料では、熱中症になりやすい人として、次のような例が挙げられています。

  • 高血圧の薬:利尿薬は脱水を、降圧薬は心臓の働きを抑えることを心配する必要がある
  • 糖尿病:尿が多くなる
  • 精神の病気:向精神薬には汗を出しにくくする作用があるものがある

 

💡 薬は自己判断でやめない:暑い時期だからといって、薬を自己判断で減らしたりやめたりしないでください。暑い時期の水分のとり方や注意点を、処方した医師や薬剤師に確認しておくと安心です。

 

今日からできる予防

  • のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給する
  • エアコンや扇風機で室温を調節する。室温をこまめに確認する
  • 外出時は日傘や帽子を使い、こまめに休憩する
  • 熱中症警戒アラートや暑さ指数(WBGT)を確認する
  • 睡眠をとり、朝食を食べ、体調を整える
  • 高齢の家族には、声かけや見守りをする

出典:厚生労働省、環境省ほか

👉 熱中症の応急処置と対策グッズはこちら

👉 熱中症と脱水症の違いはこちら

 

まとめ

  • 熱中症の患者のおよそ半数は65歳以上
  • 2025年夏の東京23区では、熱中症死亡者の約94%が屋内。エアコンをためらわず使う
  • 子ども、持病がある人、利尿薬・降圧薬・向精神薬を飲んでいる人も注意
  • 睡眠不足や朝食抜き、下痢なども熱中症になりやすくする
  • 薬は自己判断でやめず、医師・薬剤師に確認

 

参照元

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。

個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

おすすめの記事