【薬剤師監修】熱中症と脱水症の違い|脱水に気づきにくい人と飲み物・受診の目安

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  • ✔ 本記事は、厚生労働省・環境省に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。

 

📋 この記事の結論
✔ 脱水症は体の水分や塩分(電解質)が足りなくなった状態。暑い時期だけでなく、下痢・嘔吐・発熱などで一年中起こる
✔ 熱中症は、暑い環境で体温の調節がうまくいかなくなって起こる。脱水は熱中症の原因のひとつ
✔ 高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい。のどが渇く前にこまめに水分補給
✔ 下痢・嘔吐・大量の汗のあとは経口補水液が選択肢
✔ 意識がおかしい・水が飲めない・尿が出ない・ぐったりしているときはすぐ受診・救急要請

 

「熱中症」と「脱水症」は、ニュースなどでよく一緒に出てくる言葉ですが、同じものではありません。

この記事では、厚生労働省と環境省の資料をもとに、熱中症と脱水症の違いと、それぞれで気をつけたいことを整理します。

 

⚠️ すぐに受診・救急要請を

  • 意識がない、呼びかけへの反応がおかしい、けいれん
  • 自力で水が飲めない、吐いてしまって水分がとれない
  • 尿がほとんど出ない、ぐったりしている

 

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熱中症と脱水症の違い

項目 脱水症 熱中症
どんな状態? 体の水分や塩分(電解質)が足りなくなった状態 暑い環境で体温の調節がうまくいかず、体に熱がこもった状態
主な原因 水分不足、大量の汗、下痢・嘔吐、発熱など 高温・多湿の環境、水分・塩分の不足、体調不良など
起こる時期 一年中 主に暑い時期・暑い場所

脱水は熱中症の原因のひとつです。厚生労働省の職場向け資料でも、下痢などによる脱水は熱中症になりやすくする要因に挙げられています。

 

脱水に気づきにくい人

  • 高齢者:暑さや水分不足を感じる感覚が低下している(厚生労働省)。体の水分量が少ない(環境省の講習会資料)
  • 乳幼児:脱水になりやすく、自分で暑さを避けたり水分をとったりできない(環境省の講習会資料)
  • 糖尿病の人:尿が多くなる(同上)
  • 利尿薬を飲んでいる人:脱水に注意(同上)

のどが渇いたと感じる前に、室内でも外出時でもこまめに水分を補給しましょう(厚生労働省)。

👉 熱中症になりやすい人の特徴と予防はこちら

 

脱水症は暑い時期だけではない

下痢や嘔吐、発熱でも水分と塩分は失われます。胃腸炎などで吐いたり下したりしているときは、少しずつこまめに水分をとり、飲めない・尿が少ない・ぐったりしているときは受診しましょう。

👉 胃腸炎の嘔吐・下痢と水分補給はこちら

 

何を飲めばいい?

  • ふだん:水やお茶をこまめに
  • 大量に汗をかいたとき:経口補水液(厚生労働省)
  • 暑い場所での作業:塩分を含む飲み物(ナトリウム40〜80mg/100mLのスポーツドリンク・経口補水液など)を定期的に(厚生労働省の職場向け資料)

👉 経口補水液とスポーツドリンクの違いはこちら

 

熱中症かなと思ったら

  1. 涼しい場所へ移す
  2. 衣服をゆるめ、首まわり、脇の下、足の付け根などを冷やす
  3. 水分と塩分を補給する
  4. 自力で水が飲めない、意識がない場合はすぐに救急車

出典:厚生労働省

👉 熱中症の応急処置と対策グッズはこちら

 

まとめ

  • 脱水症は水分・塩分が足りない状態。下痢・嘔吐・発熱で一年中起こる
  • 熱中症は暑さで体温調節がうまくいかない状態。脱水はその原因のひとつ
  • 高齢者・乳幼児・糖尿病の人・利尿薬を飲んでいる人は脱水に注意
  • のどが渇く前にこまめに。大量の汗のあとは経口補水液
  • 意識がおかしい・水が飲めないときはすぐ受診・救急要請

 

参照元

 


【重要:免責事項とお願い】

この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。

特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。

個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)

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