

【監修・運営責任者】 現役 管理薬剤師 兼 運営マネージャー
- ✅ 監修・運営責任者:佐藤(管理薬剤師・現場経験15年以上)
- ✅ 専門資格:研修認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師
- ✔ 15年以上にわたり、累計10万枚以上の処方箋を扱った豊富な臨床経験。
- ✔ 大学病院門前薬局での高度な専門処方(がん治療・難病薬)対応実績あり。
- ✔ 地域薬局・ドラッグストアでの一般の方への服薬指導・健康相談実績多数。
- ✔ 本記事は、厚生労働省・国立健康・栄養研究所の公開情報に基づき、監修者が内容の正確性と安全性を確認しています。
✔ マグネシウムは、神経の情報伝達や筋肉の収縮などに関わる必須ミネラル(厚生労働省 e-ヘルスネット)
✔ ただし、サプリで集中力・記憶力が上がることは、公的な資料では確認されていない
✔ 大切なのは、不足しないよう食事からとること。推奨量は成人男性330〜380mg、女性270〜290mg
✔ 集中力の低下は、睡眠不足・ストレス・貧血・甲状腺の病気など別の原因でも起こる。続く場合は受診を
「マグネシウムを摂ると頭が冴える」「集中力が上がる」という話を見かけることがあります。実際のところはどうなのでしょうか。
この記事では、厚生労働省 e-ヘルスネット、厚生労働省の統合医療情報サイト(eJIM)、国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報をもとに、マグネシウムと脳・神経の関係について現時点でわかっていることを整理します。
👉 マグネシウムの働きと1日の摂取量はこちら
マグネシウムと脳・神経の関係
300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも関与
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット|マグネシウム
マグネシウムは、エネルギーをつくる反応や神経の情報伝達に関わっています。体内のマグネシウムの一部は脳や神経にも分布しています。
国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報では、マグネシウムが不足した場合の問題として、骨粗しょう症、神経・精神の不調、不整脈、筋肉の収縮の異常などが挙げられています。
サプリで集中力・記憶力は上がる?
マグネシウムが神経の働きに関わるのは事実ですが、マグネシウムのサプリで集中力や記憶力が上がることは、厚生労働省や国立健康・栄養研究所の資料では確認されていません。「頭が冴える」とうたう情報をうのみにせず、まずは不足しない食生活を目指しましょう。
関連する研究として、eJIM(米国国立衛生研究所の情報の翻訳)では、片頭痛がある人は血液などのマグネシウム値が低い場合があり、複数の小規模研究で、マグネシウムのサプリが片頭痛の頻度をわずかに減らす可能性が示されたと紹介されています。ただし、これは片頭痛についての話で、集中力や記憶力の向上とは別のものです。
集中力が続かないときに考えたい原因
集中力の低下には、さまざまな原因があります。
- 睡眠不足・生活リズムの乱れ
- ストレス・気分の落ち込み
- 貧血、甲状腺の病気など体の病気
- 飲んでいる薬の影響(眠くなる成分を含む薬など)
集中力の低下や物忘れが続く、日常生活に支障が出ている場合は、サプリで様子を見ずに医療機関に相談してください。
マグネシウムを不足させない食事
1日の推奨量は、成人男性330〜380mg、成人女性270〜290mg(日本人の食事摂取基準2025年版)です。
健康長寿ネットによると、日本人の平均摂取量は約247mgで、推奨量に届いていないとされています。
海藻(あおのり・わかめ・昆布)、大豆製品(きな粉・納豆・豆腐)、野菜(切り干し大根・ほうれん草)、玄米などの未精製の穀物に多く含まれます。
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サプリを使う前の注意
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、サプリメントなど通常の食品以外からとるマグネシウムの上限を、成人で1日350mgとしています。とりすぎると下痢を起こすことがあります。便秘薬(酸化マグネシウム)を飲んでいる人、腎臓の働きが弱い人は、サプリを足す前に医師・薬剤師に相談してください。
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まとめ
- マグネシウムは神経の情報伝達などに関わる必須ミネラル
- サプリで集中力・記憶力が上がることは、公的な資料では確認されていない
- まずは食事で不足しないようにする。推奨量は成人男性330〜380mg、女性270〜290mg
- 集中力の低下が続く場合は、別の原因も考えて医療機関へ
参照元
- 厚生労働省 e-ヘルスネット|マグネシウム
- 厚生労働省 eJIM|マグネシウム(海外の情報)
- 国立健康・栄養研究所|「健康食品」の安全性・有効性情報 マグネシウム
- 健康長寿ネット|マグネシウムの働きと1日の摂取量
【重要:免責事項とお願い】
この記事は薬剤師である監修者の知見に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されています。
特定の症状や疾患の診断・治療を意図したものではありません。
個別の健康状態、薬剤の増量・減量、治療法については、必ず服用されている薬の主治医または薬剤師にご相談ください。
(※特に処方薬に関するアドバイスは、必ずお薬をもらった調剤薬局の薬剤師にご確認ください。)








